ハノイ市タイホー区トーゴックバン通りにある路地では、毎週土曜日の午前9時から午後0時半まで路上マーケットが開かれる。アジア家畜獣医サービス社のフランス人社長パトリス・ゴーティエさんが2009年に、欧州の週末マルシェと同様のマーケットを開くことを思い立ったことがきっかけで、今ではベトナムの業者を含む20社以上が参加している。20日付VNエクスプレスが報じた。
ここで売られているのは、パン、ジャム、野菜、蜂蜜、卵などの食品や飲み物、古着、化粧品、工芸品などで、価格と販売者が明記されている。マーケット発足当初から蜂蜜を販売しているフランス人のアラン・フィオルッチさんによると、この市場では安全・衛生面が確かで出所の明確な商品しか販売が認められないという。
市場に店を出している人の半数は、フィオルッチさんと同じような外国人で、欧米人が多く、訪れる客も周辺地区に住む外国人が多い。マーケットの発起人や販売者らは、より多くの人に訪れてもらおうと規模の拡大を検討している。