ハノイ市内の各道路の歩道が、かつてないほどに金儲けのために好き勝手に利用されている。「タンロン・ハノイ建都1000年記念祭」のために去年整備されたばかりの歩道も掘り返されたり、建設資材の置き場になったりしている。11日付資源環境省公式サイトが報じた。
市内で最も美しいと言われているリエウザイ~ゴックカイン~グエンチータイン通りをはじめとする多くの通りの歩道が、屋台の食べ物屋の食堂となり、青空市場となり、資材置き場や駐車場・駐輪場と化している。
管理当局はこうした状況の原因について、制裁措置が甘い事、レストランや企業などの事業認可を行う際に駐輪スペースを考慮していない事、住民の順法意識の低さ、取り締まり当局の無責任さなどを指摘している。しかし有効な解決策は見出せていないようだ。