ホーチミン市の2区とビンタイン区を結ぶサイゴン橋は現在補修工事中で、重量が25tを超える車両の通行は禁止されている。しかし実際は40フィートコンテナのトレーラーや大型トラックが行き交っているのが現状だ。18日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
東部方面の各省に向かう運転手は、25t超車両の通行禁止を知っていても、フーミー橋に迂回するルートより距離が短くて走りやすいサイゴン橋通過ルートを好む。補修工事の投資主であるホーチミン市第2都市交通管理部のブー・キエン・ティエット部長によると、現在橋の下部を補修しているため通常の通行を認めているが、25t超の車両が通ると大きく振動して補修の仕上がりに影響が出かねないという。
一方交通警察は、外見だけでは重量をオーバーしているか判断できず、重量を量るためには計測装置のある港に頼むしか方法がない。また、サイゴン橋近辺は大型車両を路肩に停止させるには道幅が狭く、渋滞を引き起こす可能性が高いという問題がある。交通警察のある幹部は「取り締まりを徹底するためには、港で車両に荷積みする時に重量を計測すべきだ。しかしそれは交通警察の権限ではない」と話している。