サイゴン川を挟んでホーチミン市1区ドンコイ通りと2区トゥーティエム新都市を結ぶ歩道橋の設計図がこのほど発表された。15日付VNエクスプレスが報じた。
発表された設計図によると、橋のデザインはベトナムの国土を象徴するS字型、全長は360メートル。途中に数か所の休憩スペースが設置され、高齢者や障害者に配慮した設計になっている。この設計図は9月、当局に提出される予定。
この歩道橋について、市民の声はというと、「バイク社会のベトナムにおいては全くの無駄。利用する者がいないハノイ市の歩行者トンネルを教訓として受け止め、この案件を直ちに中止すべき」や「2010年に発生し、多くの死者を出したプノンペン歩道橋の大惨劇が記憶に新しい」など、インターネットを通じて、橋の安全性や利用価値に対する懸念の声が高まっている。