中部フエ市のフエ中央病院救急・心血管インターベンション科のグエン・キュー・ロイ科長は29日、不整脈で1分間に230~250回の心拍数のあった少年の心臓の治療に成功したと明らかにした。30日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
グエン・ブオン・タック君(11歳)は、心拍数増加で息苦しさと吐き気を訴えて地元の南中部クアンガイ省総合病院に入院したが、同病院では治療が不可能だとして、6月24日にフエ中央病院に搬送された。
フエ中央病院の医師は、タック君の心血管の異常が不整脈の原因と診断し、インターベンション治療(エックス線透視下で、カテーテルを大腿動脈などから挿入して患部を治療する方法)を行った。その結果、タック君の不整脈は完全に治まり、29日に退院した。
ロイ科長によると、タック君のような症状がある場合、治療しなければ死に至る可能性が高いという。