在ベトナム韓国大使館はこのほど、韓越間におけるこれまでの協力状況について、記者会見を行った。同会見でハ・チャンホ大使は、韓国が2015年までの対ベトナムODA援助計画を作成したことを明らかにした。9日付カフェエフが報じた。
それによると韓国は今後、▽持続的な成長の基盤確保、▽人材育成、▽交通インフラの改善、▽農業農村開発、▽法令整備、▽医療施設増設――の6つの分野を中心にODAを供与する方針を明らかにした。
2011年における韓国の対ベトナムODA拠出額は2億1500万米ドル(約172億円)で、▽中部ダナン市の病院増設、▽南中部クアンビン省の太陽エネルギー発電所、▽電子政府、▽メコンデルタ地方アンザン省ロンスエン市の上水道、▽気候変動対策、▽東北部ラオカイ省の病院増設――などの案件に割り当てられる予定。
なお、2010年までに韓国が対ベトナム用に拠出した政府開発援助(ODA)は総額12億5500万米ドル(約1004億円)に上り、日本に次ぐODA拠出国となっている。