グエン・タン・ズン首相はこのほど、2011~2015年の農林水産物及び食塩の品質管理強化案を承認した。予算は1兆5000億ドン(約58億円)で、このうち政府が40%、地方が37%を拠出し、残りは政府開発援助(ODA)資金から調達する予定。トゥオイチェー紙電子版が報じた。
同案は、農林水産物の品質・安全管理を管轄する機関の事業成果改善を図るもので、農林水産物の産地証明、品質分析に関するサービスを提供するコンサルティング組織を試験的に設立することや、2015年までに農林水産物の品質・安全に関する検査機関を設置すること、ASEANの品質検査システムに参加することなどが盛り込まれている。
このほか、農林水産物および食塩の品質に関する分析能力の向上、一部税関における輸入農林水産物及び塩の品質検査組織の設置などが内容に含まれている。