メコンデルタ地方において、当局により建設投資案件が承認されたものの進捗が遅れたため入居する住民の数が少なくなったり、或いは開発建設の途中で放置されてしまった都市区が増えている。3日付DVTが報じた。
例えば、カントー市の南カントー都市区は総面積2000ヘクタール、承認された住宅地区建設案件30件だが、その内、現在までに完成済の案件は僅か7件、残りはインフラ整備や土地収用の準備中、或いは完全に放置されている状態だ。ビンロン省にある面積30ヘクタールのビンミン都市区でも、殆どの土地が放置されている。キエンザン省では、総面積911ヘクタールの新都市住宅地区建設案件6案が承認されたが、現在、使用されている土地は50%のみだという。
当局はこれらの都市区放置化の要因を、新都市が建設される土地の殆どがインフラの未発達な郊外に位置することから、複数の投資主の融資が必要となり、結果として、企画や施工中の段階で頓挫してしまうケースが多いためと説明した。