第100回国際労働者機関(ILO)総会が6日、スイスのジュネーブで開催され、加盟国による投票の結果、ベトナムが初めて正式加盟国に選ばれた。7日付ダウトゥ紙が報じた。
正式加盟国になったことにより、ベトナムは国際労働基準とILOの広範な政策を決定するILO総会への参加権が得られ、各ILO事務局や組織全体の動きをウォッチすることになる。さらに加盟各国が分担するILOの予算及び活動計画に対する承認投票権も得た。
ILO総会は年1回、正式加盟国56か国により開催され、正式加盟国は政府、労働者、使用者の代表を出し、独立して発言や投票を行うことができる。また、次の総会が開催されるまでの間のILOの業務は、政府28名、労働者・使用者各14名で構成される理事会が指揮しており、ベトナムは2002年6月から準加盟国として、政府・労働者・使用者の代表を送ってきた。