ハノイ市資源環境局はこのほど、ごみ排出量が現在のペースで増加すれば、市内にある各ごみ埋め立て処分場が2012年に満杯になるとの見通しを明らかにした。1日付ダットベト紙電子版が報じた。
同市の1日当たりのごみ排出量は約5000tで、このうち約750tが産業廃棄物(工業固形廃棄物)。収集された産業廃棄物のうち処理されているのは約6割に留まる。同局のファム・バン・カイン副局長によると、処理方法として焼却やリサイクルも行われているが、主な手段は埋め立てだという。
カイン副局長は「市内のごみ埋め立て処分場の9割近くが衛生基準に適合しておらず、環境汚染を引き起こす可能性が高い。ごみ排出量は年間15%のペースで増加している。このままでは、来年には各処分場が満杯になり、ごみ処理できなくなってしまう」と述べた。