労働傷病兵社会省海外労働管理局は15日、日本の福島第1原子力発電所事故による放射能漏れの状況を注視していると明らかにした。16日付ダットベト紙電子版が報じた。
同局は、日本にいるベトナム人労働者(実習生・研修生)の帰国についてはまだ何も指示していないが、もし原発からの放射能漏れが危険なレベルに達したときは、リビアから労働者を帰国させた時と同様、必要な措置を取るとしている。
同局によると、11日に発生した東北関東大震災で被災した宮城県、岩手県、福島県などで働いていた一部のベトナム人労働者から、事態の悪化を懸念して契約期間満了前の帰国の希望が出されているという。これらのケースについては契約時の合意に従って、労働者が帰国することになる。