携帯電話サービスのビナフォン、モビフォン、ベトテルの大手3社は、旧正月(テト)期のサービス需要の急増に対応するため、無線基地局(BTS)やシステムの増設作業を完了したと明らかにした。24日付ハノイモイ紙電子版が報じた。
ビナフォンはBTSを2万2000か所以上、第3世代(3G)BTSを1万か所設置しており、特にハノイとホーチミン市では3GBTSを3000か所増設した。これにより、通常の3~4倍の通話需要に対応できるという。また、1時間当たり3000万件のショートメッセージサービス(SMS)にも対応できるようにした。モビフォンも1時間当たり4000万件のSMSに応えられる体制を整えている。両社とも行楽地など人の多い場所には、移動基地局車を配置する計画。
ベトテルは、新規加入者1500万人に対応できるよう交換機(MSC)12台を新たに整備した。これにより1時間当たりの処理能力は、通話1億8000万件、SMS4億6000万件に増大したとしている。