情報通信省が発表した最新の調査結果で、第3世代(3G)携帯電話サービスの利用登録者の実数が、3月に携帯キャリア大手2社が発表した数よりかなり少ないことが分かった。3月の発表ではビナフォンは700万人、モビフォンは600万人としていたが、実際はビナフォンが150万人、モビフォンが400万人だった。一方ベトテルは3月の試験提供の段階では利用者100万人と発表していたが、今回の発表では150万人に増加している。3社合計の登録者数は700万人程度となる。
ベトテルのグエン・マイン・フン副社長は、3Gサービス料の価格がさらに安くならなければ、3Gサービスの利用者は急激には増加しないとの見方を示している。ベトナムの携帯電話利用者のうち3G携帯を持っているのはまだ5%程度にとどまっている。
情報通信省無線電信周波数局のドアン・クアン・ホアン局長は「3Gサービス利用者の大半はインターネットを利用しているだけで、その他の付加価値サービスに満足していない」と語り、消費者に魅力を感じさせるサービスを開発するよう各企業を促している。