ホーチミン市人民委員会はこのほど、サイゴンバス社による圧縮天然ガス使用バス(CNGバス)21台の導入を承認した。同社は全車両を輸入し、同市のベンタイン~ビンタイ市場間の路線で試験的に使用する。同市人民委は、6カ月間の試験期間を終えた後、実際にかかった費用に基づいて同社に対する補助金額を決定する方針。
サイゴンバス社は今年5月に2台のCNGバスを試験導入したが、燃料供給が問題になっている。燃料供給は南部液化天然ガス販売株式会社が担当しているが、東南部バリア・ブンタウ省からホーチミン市に運搬しているため、わずか2台分のCNG運搬ではコストに見合わないとして、20台以上が利用する場合にのみ燃料供給を継続すると通告している。
ホーチミン市の計画によれば、2011年末までに38台のCNGバスを、2012年以降に合計約500台を導入するとしている。