メコンデルタ地方アンザン省チャウフー郡ビンミー村で5日午前9時ごろ、ハウ川の浸食により土手が50メートル以上にわたって崩れ落ちた。土手沿いを通っている国道91号線の一部も川に飲み込まれた。この場所は今年3月に発生したハウ川浸食個所の上流部分にあたる。同省資源環境局によると、この地域で浸食が進んでいる土手は長さ400メートルにわたるという。
ベトナム道路総局は同日午後、アンザン省人民委員会と対策について協議し、浸食を引き起こす原因とみられる川底にある3つの巨大な穴を早急に埋めること、400メートルの堅固な堤防を建設することで一致した。費用は約1600億ドン(約7億7000万円)と見積もられている。