観光総局はこのほど各地方の文化スポーツ観光局に対し、マルチ商法方式で違法な観光・旅行の営業を行う地元の業者を取り締まるための調査を強化するよう通達した。
ハノイ市とホーチミン市では最近、国内旅行業者と外国旅行業者が提携する形でベトナム人を対象とする海外旅行をマルチ商法方式で企画するケースが目立っているという。これらの業者はインターネットで旅行クラブの会員を募集、紹介した友人や知り合いが会員になった場合は海外旅行や現金を賞品として支給すると宣伝している。
観光総局は、こうした商法は違法であり、旅行業界の信用を傷つける恐れがあるとともに、参加者は財産を失う恐れがあると注意を呼びかけている。