南中部カインホア省人民委員会はこのほど、同省ニンホア郡ニントゥイ村で計画されている使用済み銅スラグ(船舶の研削材)処理工場建設案件について、投資主体のハノイ鉱産・金属精錬株式会社が案件実施能力を証明できなければ認可取り消しもありうると明らかにした。この案件は、韓国系ヒュンダイ・ビナシン造船社(HVS)による船舶の修理過程で排出された約100万トンの銅スラグの処理を目的とするもので、2007年11月に認可を受け昨年12月に着工式が行われている。
同省人民委と同社は今月15日にこの問題について協議を行う予定だったが、同社側から「必要な資料が準備できていない」との連絡があり延期された。