旧正月(テト)を間近に控えてさまざまなお年玉袋が店頭に並んでいる。今年も主流は紙製とビニールペーパー製の2種類だが、絵柄は花や子どもなどの伝統的なものに加え、2010年の干支であるトラの絵柄も多い。しかし、こうした中には「嫌な臭いがする」、「金粉が手につく」などの欠陥商品も含まれ、これを直接手にする子どもの健康への影響を心配する声も出ている。
ハノイ市ホアンキエム区ハンマー通りに店を構えるマイさんによると、購入客は原産地や材質などには関心を示さず、見てくれの良いものを選ぶ傾向が強いという。中国製品はベトナム製品より安く、デザインも見栄えがするため、中国製品を置いている店が多い。お年玉袋の値段は去年より30~60%上昇しているが、「縁起物」であるため売上にはほとんど影響していない。