東南部ドンナイ省資源環境局はこのほど、最近実施した調査で同省内に43カ所の違法ごみ処理場が存在し、その合計面積は約16ヘクタールに達していると明らかにした。ほとんどの違法ごみ処理場は地元民が建設したもので、ごみ処理に関する一切の規定を無視して焼却または埋め立てを行っている。ごみの中には有害な化学物質も含まれており、土壌・地下水・大気への環境汚染が心配される。
同省環境保護支局のホアン・バン・トン支局長によると、同省内に危険廃棄物を十分受け入れることのできる施設がまだないことがこうした現象の原因だという。省内には危険廃棄物を排出する事業所が747カ所あり、年間10万8000トン余りを排出するとされている。しかし現状は12の業者が合計5万8000トンを回収しているに過ぎず、残りは管理されないままとなっている。