ハノイ市警察環境警察局と同市車両登録事務所が3日間にわたり、93台のバスやトラックの排気ガスを検査したところ、約半分の車両が許容基準を3~10倍超えていることが分かった。特にバスはすべての車両が使用年限内で、使用開始からわずか2~3年の車両であっても許容基準を大幅に超えていた。
環境警察局のグエン・クオック・チュン氏は「バスは公共性が高いという理由だけで、排ガス規制を逃れることはできない。違反車両への罰則を厳しくする必要がある」と語った。
環境警察局はバス会社や車両登録事務所と協力し、責任の所在の明確化にも努めている。例えば、車両登録事務所は登録証を発行する前に排気ガス検査を行わなければならないが、後にその車両の排ガスが許容基準を超えていることが判明した場合は、その責任の一部を負わなければならない。