7月1日に施行される規則により、輸送・運送業者は全車両に、走行状況を記録するブラックボックス型の装置の搭載を義務付けられる。この装置によって、走行ルートの情報、速度、停止時間(回数)が記録される。
ホーチミン市交通運輸局のチャン・ゴック・タイン副局長は先週のフォーラムで、「ブラックボックス搭載義務付けの車両には、中・長距離バス、コンテナ・トレーラーを含む」と述べた。
しかし運送業者の代表の多くは、昨今の経済危機で経営が苦しい中、コスト負担が重いことを理由に、装置搭載義務付けを2012年まで延期するよう求めている。
これに対してタイン副局長は「装置の搭載は義務。搭載によりスピード違反、バス停以外での乗客のピックアップ、連続運転が4時間を超えるなどの違反を抑止できる」と説明した。