ホーチミン市廃棄物リサイクル基金によると、現在同市では約1000カ所の廃棄物リサイクル施設が事業を行っているが、そのほとんどは中小規模で、排水処理システムのない施設が94%、排気処理システムのない施設が84%を占めているという。
同市では1日当たり6000トンの生活廃棄物が排出されており、このうち古紙・プラスチック・ビニール・ガラス・金属などリサイクルや再使用可能な廃棄物は約2000トンに上る。しかし、リサイクル施設の多くは小規模で十分な設備や機器が整備されていないため、エネルギーの浪費や環境汚染を引き起こしているのが現状だ。