保健省保健予防・環境局は4日、北中部ハティン省保健局からB型肝炎予防ワクチンの接種を受けた生後2日目の新生児が死亡したとの報告を受けたことを明らかにした。
この新生児は1日通常の健康状態で産まれ、翌2日に地元の村の保健所で初回のB型肝炎予防ワクチンの接種を受けた。しかし同日午後9時ごろになって、新生児がチアノーゼ反応を起こし、発汗、発熱などの症状を併発したため、総合病院に救急搬送されたが、その途中で死亡した。
保健予防・環境局によると、このワクチンは国産品で使用期限が2009年12月のもの。同じワクチンが別の新生児にも接種されたが、今のところ健康状態に異常はないという。生産ロットの同じワクチンは使用が中止され、死亡原因の究明が行われている。