科学技術省宇宙技術研究所と日本貿易振興機構(JETRO)のコンサルタントグループは11月27日、「宇宙技術研究センター」建設案件についての発表を行った。それによると、同センターはハノイ市ホアラックハイテクパーク内の面積9ヘクタールの敷地で2010年から2017年にかけて建設される計画で、ベトナムの宇宙技術応用研究の中心地となる。
総投資額は3億5000万米ドル(約330億円)で、日本の政府開発援助(ODA)資金がこれに充てられる見込みだという。同センターには人工衛星の製造・試験エリア、管制エリア、天文台エリアなど14のエリアが設けられる。また、同センターではまず重量500キログラム未満の小型人工衛星の開発から手がける予定という。年内にも同案件の事業化調査(FS)報告書が政府に提出される見込みだ。