北京五輪のドーピング検査で陽性反応が出たベトナムの女子体操ド・ティ・ガン・トゥオン選手(19歳)は12日、体操競技から引退する意向を明らかにした。すでに体育大学への入学手続きを終えており、体操競技のコーチになるために勉強したいと話しているという。
トゥオン選手の処分に関しては、7日に国際体操連盟(FIG)からベトナム体操連盟に対し、違反が発覚した2008年8月13日から2年間トゥオン選手のいかなる試合への出場も禁止するとの通知が届いていた。これに対し、ベトナム体操連盟は10日、出場禁止期間を1年間に軽減するよう求める文書をFIGに提出していた。