ホーチミン市予防医療センターのホアン・ティ・ゴック・ガン公共医療科長は5日に開かれた水道水の水質管理問題に関する会議で、各家庭に供給されている水道水や井戸水の多くは、衛生基準を満たしていないと発表した。特に集合住宅の貯水槽やタンクは、水質管理がずさんになっているという。
これに対し、同市に水道水を供給しているサイゴン水道総公社(サワコ)と農村環境衛生生活用水センター(農業農村開発局傘下)は、水質については各住宅に供給するところまでは責任を負うが、その後は住民の自己責任で管理すべきと述べた。
同市保健局のレ・チュオン・ザン副局長は、現状では水質管理が十分でないことを認めたうえで、集合住宅の貯水槽の水質管理についてもサワコや地元当局が責任を負うよう、同市人民委員会に提案する意向であることを明らかにした。