教育訓練省はこのほど、新学年度(2008~09年)が始まる前にすべての貧困家庭の生徒に教科書がいきわたるよう、教科書の無料配布などの対策を行なうよう教育出版社を指導すると明らかにした。
計画によると、政府予算による教科書無料配布の対象となっている経済・社会条件が特に厳しい地域に住む生徒約160万人のほか、傷病兵や戦死者の子女約7万人には教育出版社の負担で教科書を無料配布する。また、使用済みの教科書約12万冊を買い取って貧困家庭の生徒や学校図書室の支援に充てる。さらに、貧困家庭の生徒や成績優秀な生徒約100万人に10~12%の割引価格で教科書を販売する。
同省はまた、全国各省市の教育訓練局長に対し、2007~08学年度の終了後に各学校で使用済み教科書の寄付週間を設けるよう指示した。寄付された教科書は、その学校の貧困家庭の生徒に贈与するほか、教育出版社を通じて他の地域の生徒に配布する。