ハノイ市の第1区域水産物株式会社は19日、同市では初めての鉄分添加ヌックマム(ベトナム魚しょう)を生産した。同社は国立栄養研究所が実施している「ヌックマムへの鉄分添加プログラム」参加企業に選出された北部10社のうちの1社。
これより前に、同プログラムにより北部のハイフォン市・フンイエン省・イエンバイ省、北中部のゲアン省・タインホア省の各省市でも鉄分添加ヌックマムの生産が行われた。3年後には市場に出回るヌックマムの15%にあたる約2000万リットルが鉄分添加ヌックマムになる見込み。同研究所によると、このヌックマムにより特に貧困層の鉄分不足による鉄欠乏性貧血を特別な費用をかけずに予防できるという。