ホーチミン市飢餓一掃貧困削減・雇用指導委員会は12月28日、生計の手段として改造三輪・四輪車を使用している貧困世帯数の調査資料報告書を同市人民委員会に提出した。また、政府が2008年1月1日から実施するとしている改造車両の走行禁止措置の適用延期を政府に上申するよう提案した。
報告書によると、現在同市で生計の手段として改造車両を使用している貧困世帯数は1535世帯(約8200人)で、このうち1019世帯が職業替えのための資金を、また382世帯が職業訓練を必要としているという。このため同委員会では、改造車両走行禁止の実施を6~9カ月延期するとともに、改造車両1台につき700万ドン(約5万円)の援助を行うことを提案している。これが実現した場合、改造車両を使用している貧困世帯への援助額は合計約110億ドン(約7900万円)に上る見込み。