メコンデルタ地方ティエンザン省でこのほど、交通運輸省道路局と日本の国際協力機構(JICA)の共催により、道路の休憩所「道の駅」の建設・運営計画についてのセミナーが開催された。「道の駅」は、休憩・情報発信・地域振興の3つの機能を併せ持つ施設で、日本から海外に向けて発信されているアイデア。
JICAによると、現在、ホアビン省・ニンビン省・バクザン省の北部3省でパイロット事業として「道の駅」を建設中で、今後中部や南部での建設も検討しているという。各施設には、駐車場、休憩所、道路や地域の情報サービス案内所、飲食エリア、売店、トイレなどが整備される。道路局とJICAの調査で、運転手の80%と乗客の75%が道路沿いの飲食店や休憩所の現状について不満を持っていることが分かっている。