保健省によると、北部を中心に全国に拡大しつつある急性下痢症の患者は8日までに1378人に達し、このうちコレラ菌に感染していたのは159人だった。9日に新たに発生した162人の下痢症患者のうちコレラ菌に感染していたと認められたのは2人だけだった。急性下痢症の主な原因は不衛生な食品にあるとみられている。
食品安全衛生関連指導委員会は全国の各省市に、予防のため食品安全衛生対策を直ちに強化するよう要請。また保健省は、国民の意識向上のためのキャンペーン、路上で販売されている食品の検査、食堂調理場の検査などの対策活動を全国的に実施するため準備中だ。