中央台風・洪水被害防止指揮委員会は6日、台風・洪水被害防止作業の評価会議の席上、南部における今年1~8月の台風・洪水による被害総額は約830億ドン(約5億9000万円)に上ると明らかにした。
同委員会によると、南部では100回以上の竜巻と落雷により20人が死亡、45人が負傷した。また、家屋400軒以上が倒壊し、田畑1900ヘクタールが被害を受けた。さらに、海や川の土手の崩落で4人が死亡、海上での竜巻で船59隻が沈没し、死者・行方不明者が合わせて9人出た。
今年の残り4カ月にも、南部では台風や洪水が発生すると予測されており、同委員会では予報能力のアップなど10の対策に注力するよう呼びかけている。