ホーチミン市科学技術局は30日、同市内の民間および公立の歯科医院約150カ所のうち、放射線に関する安全基準が守られているのは70カ所(46%)に過ぎないことを明らかにした。一部の歯科医院では、レントゲン室が非常に狭く設備も古いため安全性に乏しい上、毎年の点検も行われていないという。専門家は、このようなレントゲン室では、放射線の被ばくによりがんを含む病気にかかる可能性があると指摘している。
なお、同局によると、同市内の歯科医院以外の医療機関で放射線に関する安全基準をクリアしているのは280カ所中229カ所(82%)だという。