保健省は10日、「妊娠・出産時の妊婦と新生児の死亡率削減プログラム」を開始した。経費990万米ドル(約1億2000万円)のうち、940万米ドル(約1億1300万円)はオランダ政府が無償援助する。
このプログラムは、全国平均より出産時の妊婦と新生児の死亡率の高い北部山岳地帯10省市と中部高原地方4省で実施される。目標は、2010年までに出産時の妊婦の死亡率を北部山岳地帯で10万人当たり411人から200人に、中部高原地方で同178人から100人に減らすこと。この目標を達成すれば、全国平均の死亡率も現在の同165人から2010年に130人にまで減らすことができる。
同省の研究結果によると、平地に比べ山岳地帯では出産時の妊婦の死亡率が10倍も高いという。