国立衛生疫学研究所のグエン・チャン・ヒエン所長は15日、韓国LG社製のB型肝炎ワクチンを接種した新生児4人がショック症状を起こし、うち3人が死亡した事故に関して、保健省が事故原因調査部会を設置したと発表した。
同所長によると、ワクチン被害の原因に関しては、ワクチンそのものの品質のほか、接種方法の誤りや副反応など、様々な可能性が考えられる。このため同省は、調査部会を設置して事故を全面的に調査し、調査が完了した時点で事故原因について発表する方針だという。
今回の事故では、4月23日から5月7日までの間に、ホーチミン市と北中部ハティン省でワクチンを接種した新生児のうち3人が死亡。保健省は、事故原因が解明されるまで、全国でLG社製ワクチンの使用を中止することを決定した。