このほど公布された交通運輸省の規定によると、今月下旬からハノイ市で正規のタクシーには同省が支給するステッカーの貼り付けが義務付けられることとなった。今後地方に拡大していく計画。
ベトナム道路局のタイン副局長によると、ステッカーのデザインは全国で統一され、一定の基準を満たしたタクシーに支給されるという。ステッカーには公印が押印される。ステッカーや公印を偽造した場合には刑事罰が課せられる。このステッカー導入により、交通関係の機関ばかりではなく一般の利用者も正規のタクシーと白タクと呼ばれる違法タクシーを簡単に見分けることができるようになると期待されている。
既にこの試みを導入しているホーチミン市では、現在30の企業や合作社に所属する7000台のタクシーが営業しているが、依然として約2000台の白タクも存在している。一方、ハノイでは現在3000台近くのタクシーが営業しており、そのうち1000台以上が白タクだ。