ホーチミン市ビンタン区警察のパトロール隊は7日午後5時ごろ、中国製のバイクに乗った不審な2人組の男を発見しバイクの登録証の提示を求めたところ、2人組は逃走を図った。後を追ったパトロール隊は、まずメコンデルタ地方アンザン省出身のチャン・ティエン・ミン(26歳)の身柄を確保し、タイ製のナイフを押収した。
2人組みの片割れでホーチミン市在住のグエン・カイン・ラム(27歳)は、ミンを逃がそうと警察官を刃物で刺し、威嚇射撃を受けた後も逃走を止めなかった。このため、警察官はやむを得ずラムのでん部を撃ってその身柄を確保することとなった。ラムの所持品からは、ナイフが一本と逮捕される30分ほど前に同区内の国道で女性から奪った金のネックレスが発見された。
警察によると、ラムとミンは女性のネックレスに的を絞ったひったくり事件をこれまでに何度も起こしており、1月31日にもビンタン区在住の39歳の女性から金のネックレスを奪っていたという。