11月27日に教育訓練省の公式ウェブサイトがハッカーに侵入され、掲載写真をすり替えられる事件が起きた(※関連ニュース参照)。管理当局が捜査した結果、このハッカーはメコンデルタ地方ビンロン省に住む高校3年生のブイ・ミン・チー君(17歳)であることが判明した。
チー君は中学生のころからコンピュータを独学で学習し始め、3年後には自分で「学校管理ソフトウエア」を開発するほどの腕前になった。今回の侵入事件に至った経緯について、チー君は「僕は数カ月前にこのサイトのセキュリティエラーを発見したので、サイト管理者に注意を促すファイルを残しました。でも次にサイトに侵入したとき、このファイルは消されているのに、セキュリティエラーはそのままになっていました。何の返事もないので腹が立ちました」と語る。
チー君はこのサイトにサーバーを提供している会社のネット管理者にも連絡し、エラーに関する情報を伝えている。しかし残念ながらその後もエラーは修正されないままだった。チー君はエラーがあることを証明するため、掲載写真をすり替えて見せたのだという。
関係機関は現在、チー君の処分について検討している。