NHK総合テレビは17日夜の番組「海外ネットワーク」の中で、枯葉剤の被害者第2・第3世代をテーマとする特集を放映した。特集は「ベトちゃんドクちゃん2人はいま」と題しホーチミン市内の病院から生中継、前日の16日にトゥエンさんと結婚式をあげたばかりの枯葉剤被害者ドクさんのインタビューも放映した。
ドクさんは番組で、日本の人々のこれまでの支援・親愛の情に対して感謝を忘れないと語り、今後も枯葉剤被害者たちへの支援や、支援への呼びかけを続けることを誓った。
ベトナム戦争中、アメリカが化学兵器として使用した猛毒ダイオキシンを含む枯葉剤は、直接浴びた人々に影響するだけでなく、遺伝子にも障害を残すため、影響が第2・第3世代以降にまで及ぶ。そのため戦後も、枯葉剤が原因であろう先天性障害が発生している。