国連児童基金(ユニセフ)は11日、『世界子ども白書2007』を発表した。それによると、ベトナムはジェンダー(社会的、文化的に形成される男女の差異)の平等指数がアジア・太平洋地域で最も高く、医療サービスと教育を男女に等しく供給していると評価されている。
初等教育就学率は男子91%、女子97%と男女差が少なく(2001~2005年の統計)、識字率の男女差も日増しに縮小している。また、15~60歳の経済活動への参加率も、男性85%、女性83%と男女差がほとんどない。
しかし同白書は問題点として、女性への家庭内暴力、女性の人身売買、売春の強制など、ジェンダーの不平等が今も存在すると指摘している。