米国カリフォルニア州オレンジ郡アーバイン警察によると、カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)の敷地内にある建物で、ベトナム系米国人のアンドリュー・グエン・ドアンさん(男性・36歳)が、母親のタオ・タイ・グエンさん(女性・77歳)をバルコニーから投げ捨てた後、投身自殺した。
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アーバイン警察が、午後4時ごろに通報を受けて現場に駆け付けると、死亡している1組の男女を発見。その後の調べで、息子による無理心中事件と発覚した。動機については現在調査中とのこと。
警察は以前、何度かドアンさんに連絡したことがあり、直近に受けた2019年の連絡では、メンタルヘルスの問題を抱えているという内容だった。ドアンさんは、UCIの元学生だった。
UCIの広報によると、ドアンさんは2017年9月から2019年6月まで在籍しており、生物科学を専攻していたが、卒業はしていなかったという。
なお、ドアンさんは2019年に入院先の精神科病院でルームメイトに対する暴力や性的暴行を働き逮捕されたが、母親が保釈金1万USD(約136万円)を支払って釈放された。その後、罪を認めたドアンさんは、156日間の懲役と3年間の保護観察処分を受け、2022年7月に処分が解かれていた。