12月4日開催｜【日本人が知らない】ベトナム市場の真実と日系企業の経営課題... (PR)

　ホーチミン市直轄トゥードゥック市にある某インターナショナルスクールで最近、女生徒らによる暴力騒動が発生し、SNS上で広まった件について、教育訓練省は、同市人民委員会宛てに公文書を送付し、管轄機関に事実確認と必要な対応をとるよう指導することを提案した。

（C）Lao dong

　この暴力騒動で負傷した生徒の母親によると、中学2年生(日本の中学1年生に相当)の娘が放課後の校舎前で26日、中学3年生(日本の中学2年生に相当)のKさんに殴られ、止めに入った3人の女生徒も暴行を受けたという。最初に殴られた生徒とKさんの間には、東南部地方バリア・ブンタウ省で行われた課外活動で何らかのトラブルが発生していたとされる。

　SNS上に拡散された写真では、Kさんに殴られた生徒らはいずれも軽傷だが、手足に擦り傷や引っかき傷ができており、テコンドーの有段者とされるKさんは無傷だった。

　娘が暴力騒動に巻き込まれて負傷したと知った母親T・H・Tさんがその日のうちに同校を訪れ、加害者のKさんに直接事情を訊きたいと告げたところ、学校側に却下されたという。学校の対応を不服としたTさんは、学校側との面談の様子をSNSで配信。元芸能人だったこともあり、すぐ12万人もの視聴者を集めて、SNS上で大きな話題となった。

　怒りが収まらないTさんは、帰宅後も複数回にわたりライブ配信を継続。Tさんは娘が以前から学校でKさんに悪口を言われ、その挙句に身体的暴行を受けたと主張。助けに入った友人らもKさんから暴行を受けたとし、抗議を続けている。

　なお、同校の2021～2022年度の年間授業料(中学1年生(日本の小学6年生に相当)～高校3年生)は5億0300万～6億0300万VND(約276万～330万円)と高額で、主に富裕層が通う学校として知られている。