南部メコンデルタ地方ビンロン省ロンホー郡ロンアン村(xa Long An, huyen Long Ho)で15日、7人乗りの乗用車に乗った男らに拉致されかけた妻を助けようと犯人に襲い掛かり、2人を殺傷した男が逮捕された。
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拉致犯の男6人は事件当日、東南部地方バリア・ブンタウ省を出発し、国道53号線沿いにある喫茶店「ナムザオ(Nam Giao)」に向かった。昼ごろに目的地に到着すると、店内に押し入って店主の妻であるV・T・T・Hさん(女性・29歳)をつかまえ、車内に引きずり込んで逃走しようとした。
店の裏庭にいた店主のチャン・ゴアイ・ザオ容疑者(男・30歳)は、妻の悲鳴を聞いて助けに入ったが、男らから顔面に催涙ガスを噴射された。しかし、容疑者は尖った鉄棒を振り回して男らを攻撃。この鉄棒が刺さり、1人が即死、1人が負傷した。
ザオ容疑者は事件を起こした直後に地元警察に自首し、殺人容疑で逮捕された。乗用車に乗っていた2人もその場で違法な身柄拘束の容疑で逮捕され、捜査を受けている。
捜査の結果、Hさんの拉致を企んだ黒幕はHさんの母親であるV・T・K・Cさん(53歳、バリア・ブンタウ省在住)であることが分かった。また、乗用車に乗っていた犯人グループの1人はHさんの弟(21歳)で、後日自首した。
Hさんとザオ容疑者は数年前から同棲し、約2か月前に入籍した。しかし、母親のCさんは2人の結婚に反対していたため、娘を連れ戻そうと人を雇って拉致を企てたという。