13日、韓国の格安航空会社(LCC)ティーウェイ航空(T’Way Airlines)のホーチミン発韓国・ソウル(仁川=インチョン)行きの便が11時間もの遅延に見舞われた。遅延の原因は、同便の機長がパスポートを紛失したためだった。
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これにより、韓国人にとって重要かつ年中最大の祝日である秋夕(旧暦8月15日)の当日に、韓国人を中心とする乗客159人が影響を受けることになってしまった。
同便は13日22時35分にホーチミン市タンソンニャット国際空港を出発する予定だったが、実際に出発したのは11時間後の翌14日午前9時40分だった。ティーウェイ航空は「フライト準備が整っていないため」と説明するのみで、乗客は食事なども提供されなかったようだ。
ティーウェイ航空によると、同便に搭乗する予定だったマレーシア人機長がパスポートを紛失したため、税関手続きで問題が発生したという。同社は代理の機長を手配してようやく出発に漕ぎつけた。
ティーウェイ航空は、機長がパスポートを紛失した場所や理由などについて引き続き調査を行うとともに、乗客に対する補償も検討すると明らかにした。