ハノイ市ハドン区マイリン橋で25日14時頃、歩道でバスを待っていた女性(64歳、西北部地方ホアビン省出身)が、橋を走行していた荷台付きバイクから突き出たトタン板で首を切られ死亡するという痛ましい事故が発生した。
この荷台付きバイクは、荷台をバイクで牽引する形の改造車。事故発生時、橋を渡る上り道の途中で荷台がバイクから外れて橋を下ってしまい、歩道でバスを待っていた女性は逃げ遅れ、荷台が積んでいたトタン板で首を切られた。女性は大量に出血し、病院へ搬送されて集中治療を受けたが1時間後に死亡が確認された。
これに先立ち、同市ホアンマイ区タンマイ通りで23日14時45分頃、自転車に乗っていた9歳の少年がシクロ(Xich Lo、自転車タクシー)から突き出たトタン板で首を切られ死亡するという事故が発生している。同様の事故が続発していることを受けて、同市警察はこうした輸送行為に対する取り締まりを強化している。