メコンデルタ地方アンザン省チョモイ郡で26日、ホーチミン~チョモイ間を走る長距離バスのトランクから血まみれの人間の「足」が発見され、地元では「身体部位の売買か?バラバラ殺人か?」と大騒ぎになった。
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「足」を発見したバス運転手によると、チョモイのバスターミナルで乗客を降ろした後、車内点検をしていたとき、トランクに発泡スチロール箱の忘れ物があるのを発見した。運転手が中身を確認するため、ふたを開けると、中にはなんと氷で冷やされた血まみれの人間の「足」が入っていた。
この前代未聞の忘れ物に、のどかな町は大騒ぎになったが、夜になって、「足」の落とし主だという男性が現れた。男性は、メコンデルタ地方ドンタップ省在住のMさん。問題の「足」は、姉の夫Tさんのもので、作業中の事故で切断されたという。Tさんは事故後、切断された「足」と共にホーチミン市チョーライ病院に救急搬送されたが、病院に着いたときには、足が既に壊死してしまっており、接合手術を行うことが出来なかった。
Mさんによると、自分の「足」を田舎に埋葬したいというTさんの希望を聞き、「足」を発泡スチロール箱に詰めて長距離バスで田舎に向かったが、途中の休憩時間でバスを降りた際、間違って他のバスに乗り込んでしまったのだという。