疑惑のミスコン、大会組織委員長が自宅で変死

2013/07/08 08:32 JST配信

 南中部クアンアム省で6月末に開催された「2013年民族ミスコンテスト」の優勝者、グエン・ティ・ゴック・アインさん(20歳)を巡って、様々な噂が飛び交っている。その渦中の人物の一人であり、大会組織委員長を務めた同省人民委員会のチャン・ミン・カー副主席が7月4日、自宅で変死しているのが発見された。ザンチーなどが報じた。

(C)  dantri、民族ミスコン優勝者のグエン・ティ・ゴック・アインさん(左)と大会組織委員会の副委員長のドアン・ティ・キム・ホン博士(右)
(C) dantri、民族ミスコン優勝者のグエン・ティ・ゴック・アインさん(左)と大会組織委員会の副委員長のドアン・ティ・キム・ホン博士(右)

 噂の内容自体は、アインさんが15億ドン(約710万円)を払って審査員を買収したといったものや大会組織委員会の副委員長の息子(15歳)と寝て、票を流してもらったなど、ミスコンにはありがちなものだ。

 こうした噂について、大会組織委員会の副委員長、ドアン・ティ・キム・ホン博士は、「このような根も葉もない噂が流れていることに対し、私の家族も優勝者のアインさんもひどく傷ついている。このような悪意のこもった噂に対し、断固抗議すると共に、私の家族、アインさん、審査員の名誉を回復するためにも、噂を流した張本人を探し出すよう、警察に求めるつもりだ」と述べた。

 騒動が過熱する中、このミスコンで大会組織委員長を務めた同省人民委員会のチャン・ミン・カー副主席が4日、自宅で死亡しているのが発見された。同氏は妻子と離れて一人暮らしをしていた。同氏の死因はまだ特定されていないが、心臓病を患っていたことから、心臓発作の可能性が高いと見られている。この突然の訃報を受け、前述のホン博士は「今回の騒動による心労がたたったのではないか」と更なる怒りを募らせている。

[Nguyen Hang-Cong Binh, Dan Tri, 23:19 (GMT+7) 03/07/2013U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部クアンアム省で6月末に開催された「第3回民族ミスコンテスト」の優勝者、グエン・ティ・ゴック・...
 世界最大規模の動物の権利擁護団体である「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」はこのほど、「...
 ミスコンテスト総合ランキングサイト「グローバルビューティズ」はこのほど、2011年の総合ランキングを...
 ベトナムの人々はミスコンテストに興味を持っている人が非常に多いが、それはミスコンテストが世界的に...

新着ニュース一覧

 1969年1月19日、スイス人の若者3人が、フランス・パリのノートルダム大聖堂の高さ100m近い尖塔に登り、...
 中国発のぬいぐるみ「ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)」が、ホーチミン市の若者の間でブームにな...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
トップページに戻る