ホーチミン市警察は12日、元恋人を刺した後「ヌックマム(ベトナム魚しょう)注射」で自殺を図った男を殺人未遂で起訴した。15日付グオイラオドン紙(電子版) が報じた。
(C)Phạm Dũng, Nguoi Lao Dong, 事件が起きた現場付近 |
起訴されたのはルー・ホアン・ミン容疑者(22歳)。ミン容疑者は2011年から被害者の女性トゥインさん(15歳)の家族が経営する貸し部屋に住んでおり、二人は出会ってすぐ互いに惹かれ付き合うようになった。だが、トゥインさんは当時まだ幼かったため交際当初より家族に反対されていたこともあり、今年2月にミン容疑者に別れを告げた。
3月25日、ミン容疑者がトゥインさんにしつこく復縁を迫ったところ、トゥインさんはこれを拒絶して容疑者を追い返そうとした。すると突然、容疑者はトゥインさんを殴打して首を絞め、さらにナイフでトゥインさんの胸部を刺し重傷を負わせた。幸い、事件発生直後にトゥインさんは母親に発見され、何とか一命を取り留めた。
犯行後、自室へと戻ったミン容疑者は、自分の体にヌックマムを注射し、ナイフで胸部を刺して自殺を図った。救急隊員に発見されたときは意識不明の重体だった。