ホーチミン:市中心部で白昼、若者同士の殺傷事件発生

2012/09/11 07:15 JST配信

 9月6日午前11時ごろ、ホーチミン市1区ファングーラオ地区レライ通りで、若者同士の殺傷事件が発生し、周囲は一時騒然となった。この事件で2人が死亡、1人が重傷を負った。6日付VNエクスプレスが報じた。

(C) Vnexpress
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 この日、ラム・チーさん(25歳)は、妻のホー・ティ・ゴック・フエンさん(21歳)を乗せてバイクで市中心部を走っていた。ベンタイン市場付近まで来たところで、加害者のグエン・ホアン・フック(26歳)に呼び止められた。チーさんとフックはその場で口論となり、激高したフックが刃渡り20センチのナイフを取り出し襲い掛かった。フエンさんはとっさに夫を庇い、ナイフで深く刺された。チーさんはフックからナイフを取り上げて反撃し、心臓を一突きして殺害した。

 直後に事件現場に駆けつけたフックの兄グエン・ホアン・ブーは、血だらけで倒れている弟を見て逆上し、木材でチーさんとフエンさんを気絶するまで滅多打ちにした。2人が意識を失ったのを見るとブーは弟を担いで近くの病院へ駆け込んだが、弟は既に死亡していた。ことの一部始終を目撃していた地元住民らは、被害者夫婦を病院に緊急搬送したが、妻のフエンさんは病院で死亡が確認され、夫のチーさんも重傷を負った。

 情報筋によると、チーさん夫妻は4か月前に結婚したばかりで、フエンさんは妊娠中だった。さらに、被害者のチーさんと加害者のフックは幼馴染みの仲で、共に前科持ちだったという。警察は事件の全容解明を急いでいる。

[An Nhon Vnexpress 6/9/2012, 16:30 GMT+7U]
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