東南部バリア・ブンタウ省のブンタウ市警察はこのほど、従業員の女性グエン・ティ・Gさん(20歳)に無理やり刺青を彫らせたとして、同市タンニャット地区レクアンディン通りにある喫茶店「モネオ」の経営者グエン・ティ・アイン(女性:33歳)を事情聴取した。13日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
警察の調べによると、アインはGさんが自分の夫と不倫関係にあると疑っており、11月26日にGさんが夫に色目を使ったと因縁を付け、髪を剃り落とすなどして暴行を加えた。更に、拒否すれば硫酸を浴びせると脅迫し、無理やり顔と胸部にムカデの刺青を彫らせた。
Gさんは2008年頃からアインの下で働くようになり、初めは携帯電話のSIMカードの販売をしていた。その後は、アインが経営する喫茶店で接客させられるようになった。ブンタウ市で働き始めてからの4年間で、帰省を許されたのは2回のみ。もし辞めたら暴力団を雇って殺すと脅されていたという。
Gさんは現在、北中部ゲアン省にある実家に戻っており、刺青を消すための治療を受けている。Gさんの母親は警察に被害届けを提出、警察はこれを受理し捜査を進めていた。